筆文字POPの作り方|実例4パターンで見る素材の組み合わせ方
手書きのPOPが並んだ売り場は、それだけで「この店は力を入れているな」と伝わります。とはいえ筆で書ける人は限られますし、書けたとしても毎回書き直すのは大変です。当サイトの筆文字素材を使えば、印刷するだけで手書きに近い迫力のPOPが作れます。
この記事では、実際に当サイトの素材を組み合わせて4つのPOPを作りながら、どう配置すれば売り場で目立つのかを解説します。ここに出てくる素材はすべて無料でダウンロードできるので、画像をクリックしてそのまま使ってください。
実例1: 鮮魚売り場のおすすめPOP
まずはスーパーの鮮魚コーナーを想定した縦型のPOPです。A4用紙1枚で作れます。
▲ 素材3点+価格の数字だけで作ったPOP
使った素材はこの3点です。
- 本日のおすすめ(行書・極太/横書き) — 通路から読ませるアイキャッチ
- 刺身(行書・太め/縦書き) — 何を売っているかを示す主役
- 産地直送(行書・太め/横書き) — 買う理由を足す一言
ポイントは価格の数字だけ筆文字にしないことです。数字は太いゴシック体、しかも赤にすると視線が最後に価格へ落ちます。筆文字とゴシックの数字という組み合わせは、スーパーのチラシで長年使われてきた鉄板の型です。
また「本日のおすすめ」は横書き、「刺身」は縦書きにしています。同じ向きばかりだと単調になりますが、1枚の中で縦横を混ぜると視線が動いて情報が入りやすくなります。
実例2: セールの店頭POP
次は横型のセールPOPです。値引きを大きく見せる場面では、筆文字の勢いがそのまま「思い切った価格」の説得力になります。
▲ 主役の言葉の下に「かすれ下線」を敷いて強調
- 大特価(行書・極太/横書き)
- かすれ下線 — 文字ではない筆イラスト素材。下に敷くだけで強調になる
- 本日限り(行書・太め/横書き) — 今日買う理由を作る
ここでのコツは「大特価」と「本日限り」の大きさに差をつけることです。同じ大きさで並べると、どちらも印象に残りません。主役を1つに絞り、残りは思い切って小さくします。目安として、主役の言葉は紙面の幅の7割程度まで大きくして構いません。
「本日限り」の代わりに数量限定や期間限定を入れ替えれば、そのまま別の売り場に転用できます。
実例3: 飲食店の店頭サイン
入口に置く「営業中」の札です。落款風の枠と組み合わせると、和食店や居酒屋の雰囲気に合います。
▲ 枠の中に文字を置くだけ。枠も筆で描かれた素材
- 落款風の角枠 — 中に文字を入れる想定で作られた枠素材
- 営業中(行書・太め/横書き)
- いらっしゃいませ(行書・極太/横書き)
裏面を「準備中」にしておけば、開店・閉店で裏返すだけの札になります。厚紙に貼ってラミネートすると、雨のかかる場所でも長く使えます。
実例4: 居酒屋の卓上メニュー
最後は卓上に立てる小さなPOPです。縦書きの品名を主役にして、上に刷毛の帯を敷きます。
▲ 刷毛の帯は「白抜き文字の下地」として使う。見出しが一気に看板らしくなる
- 刷毛のかすれ帯(横長) — タイトルの下地や仕切りに使える
- 生ビール(行書・太め/縦書き)
- 自家製(行書・太め/横書き)
4例に共通するコツ
ここまでの実例で使った考え方をまとめます。
主役の言葉をひとつに絞る
いちばん多い失敗は、伝えたいことを全部同じ大きさで並べることです。主役を1つ決めて紙面の半分近くまで大きくし、残りは小さく添えます。主役に向く言葉は4〜6文字程度。「大特価」「本日限り」「数量限定」あたりが扱いやすく、文字数が多いと1文字が小さくなって筆文字の迫力が出ません。
三層で組み立てる
4つの実例はすべて同じ構造でできています。
| 層 | 役割 | 実例で使った言葉 |
|---|---|---|
| アイキャッチ | 足を止めさせる | 本日のおすすめ/大特価/営業中 |
| 中身 | 何なのかを伝える | 刺身/価格/生ビール |
| 後押し | 買う理由を足す | 産地直送/本日限り/自家製 |
この3つが揃っていれば、素材を差し替えるだけで別の売り場のPOPになります。飲食店・メニューカテゴリとセール・販促POPカテゴリに、この用途の言葉をまとめてあります。
色は黒+赤の2色まで
白地に黒文字、強調したい価格だけ赤。色数を増やすほど素人っぽくなります。実例1と2では価格だけを赤にしていますが、それだけで視線が価格に落ちます。
あしらいを1点だけ添える
実例2の「かすれ下線」、実例3の「落款風の枠」、実例4の「刷毛の帯」のように、筆イラスト素材を1点入れると紙面が締まります。ただし入れすぎは逆効果で、1枚のPOPに1点までが目安です。
余白を残す
筆文字は線の勢いやかすれも含めて「絵」として見られる文字です。周囲が詰まっていると勢いが死にます。紙面の2〜3割は何も置かない場所を残してください。
作り方と印刷
作成にはCanvaやPowerPointが手軽です。透過PNGをダウンロードして、背景の上に重ねるだけで上の実例と同じことができます。手順は「筆文字素材の使い方」で詳しく説明しています。
店頭POPはA4かA5で作り、ラミネートしておくと水気のある売り場でも長持ちします。家庭用プリンタで刷るなら、コピー用紙より少し厚いマット紙のほうが黒が締まって筆文字の質感が出ます。のぼりや大判ポスターなど大きく印刷するものは、拡大しても輪郭が粗れないSVG形式を使ってください。
縦書きと横書きの使い分け
のぼり、短冊POP、柱に貼るPOPは縦書き。プライスカード、卓上POP、Webバナーは横書きが基本です。当サイトでは主要な言葉に縦書き版と横書き版の両方を用意しているので、貼る場所に合わせて選べます。素材ページの「同じ言葉の他の筆文字」欄から、書体・太さ・縦横の違いを見比べられます。
売り場では縦横を混ぜたほうが視線が止まります。同じ棚のPOPが全部横書きになっていたら、1枚だけ縦書きの短冊を差してみてください。
POP向け素材の探し方
「おすすめ」「限定」「特価」で検索すると、主役に使える言葉がまとめて出てきます。素材はすべて商用利用OK・クレジット表記不要・会員登録不要なので、店舗のPOP・チラシ・メニューにそのままお使いいただけます。












